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家庭菜園でラッキョウを植つけ!収穫までの道のりとらっきょうの知識をたっぷりご紹介

台風の合間を縫って、らっきょうの植え付けを行いました。

こんにちは!

今回は、我が家の家庭菜園にラッキョウを植えた様子と、ラッキョウの育て方や知っておくと便利な豆知識をたっぷりお伝えします。

ラッキョウを植えることにしたワケ

そもそも、なぜラッキョウを育てることにしたのか?

それは、スーパーで売られているラッキョウが意外と高く、2kg、3㎏甘酢漬けを作ろうとするとそれなりにお金がかかります。

らっきょうの漬物等も販売されていますが、冷凍の枝豆同様。

なぜか風味が弱くおいしくないと感じます。

自分で育てれば、新鮮でおいしいラッキョウをたくさん収穫できるかも!という期待感から、挑戦してみることにしました。

ラッキョウの植え付け

植え付け時期

ラッキョウの植え付けは、一般的に8月下旬から9月中旬が適期です。

この頃になると、休眠から覚めて芽が動き始め、発根の兆しが見られます。

ホームセンターでは、8月上旬くらいから種球が出回ります。

カインズでは500gで980円の価格で販売されていました。

私は8月上旬頃購入し1ヶ月くらい放置していましたが、植え付け時、中には芽が出ているものがありました。

「らっきょう」という名前ではなく、「エシャレット」という名前で販売されているかもしれませんが、エシャレットはらっきょうを早どりしたものなので、らっきょうとエシャレットは同じものです。

土の準備

ラッキョウは、日当たりがよく、水はけのよい場所を好みます。事前に、苦土石灰を施し、よく耕しておきましょう。

植え付け1週間前には、完熟堆肥や化成肥料を混ぜ込んで、土壌を肥沃にしておきます。

私の場合は、牛糞、鶏糞、苦土石灰、もみ殻燻炭、土中の害虫駆除の薬を入れて3週間前から土づくりを行いました。

植え方

植え付けの際は、種球を子球に分け、芽の出る方を上にして、10~15cm間隔、深さ3~5cm位で植え付けます。深植えすると分球が少なく大粒のものが収穫でき、浅植えすると分球が多くなって、小粒のものがたくさん収穫できます。

植え付けの様子

15cm×15cmの玉ねぎマルチを活用し植え付けを行います。

収穫は来年の6月頃になりますので、雑草対策や冬場の温度対策も考慮してマルチを貼った方が無難です。

5穴×14列の畝になりましたが、500gのらっきょう(エシャレット)の種球はそれ以上入っていましたので、少し余りました。(70個以上入っています)

最低10個に分球するとして、この畝で最低700個のらっきょうが収穫できる算段です。

種球を落とす穴を21㎜の支柱を利用して事前に空けておき、その穴に種球を落として土をかぶせます。

人差し指を利用してあけても良いかもしれません、人差し指の根元まで穴を開ければ、ちょうど5cmくらいの穴を開けることができると思います。

ラッキョウの今後の成長とお世話

植え付け後、約2週間ほどで芽が出始めます。

芽が出ると、どんどん葉を伸ばしていきます。ラッキョウの葉は、ネギの葉に似ており、少し肉厚です。

生長が盛んな時期には、20日に1回のペースで2回ほど化成肥料を追肥します。追肥をすることで、球の肥大を促します。

3月頃には、土寄せを行います。土寄せをしないと青皮や丸球が増え品質が低下しますので注意しましょう。

ラッキョウの病害虫対策について

発生しやすい病害虫とその症状

  • ネダニ: 球根に寄生し、腐敗させます。初期症状としては、葉が黄化したり、生育が衰えることがあります。
  • ネギアザミウマ: 葉に寄生し、汁を吸うため、葉が白く変色したり、生育が阻害されます。
  • ネギコガ: 葉に穴を開けたり、葉を食い荒らします。
  • 軟腐病: 球根が軟腐し、悪臭を放ちます。
  • 灰色かび病: 葉や球根に灰色のかびが生え、腐敗させます。

上記のような病気が考えられますが、それほど神経質にならなくても大丈夫だと思います。

ラッキョウの収穫

ラッキョウの収穫時期は、品種や栽培方法によって異なりますが、一般的には6月頃です。
葉が枯れ始めたら収穫のサインです。

ラッキョウの保存方法

収穫したラッキョウは、すぐに甘酢に漬けるか、乾燥させて保存します。乾燥させる場合は、風通しの良い場所で干します。

らっきょうの皮むきのコツ

らっきょうは薄皮があるので、基本的には薄皮を取り除いて使用します。

なぜ皮を剥く必要があるのか?

  • 食感の改善: 皮には繊維質が多く、そのまま食べると硬くて食感が良くありません。皮をむくことで、柔らかく食べやすくなります。
  • 風味の向上: 皮には苦味やえぐみがあり、料理の味を損ねてしまうことがあります。皮をむくことで、らっきょう本来の風味を引き出すことができます。
  • 見た目の向上: 皮をむくと、らっきょうは白くきれいになり、料理の見た目を良くします。

具体的にどのような料理を作るかによって、皮をむく必要性は変わってきます。

  • 甘酢漬け: 甘酢漬けにする場合は、必ず皮をむきましょう。皮ごと漬けると、苦味やえぐみが強く、美味しくない漬け物ができてしまいます。
  • 炒め物: 炒め物にする場合は、皮をむかなくても食べられますが、皮をむくとより柔らかく、食べやすくなります。
  • 漬物: その他の漬物も、一般的には皮をむいてから漬け込みます。

ラッキョウの皮むき方(動画付き)

より詳しい手順は、動画を見るのがおすすめです。YouTubeなどで「らっきょうの皮むき」と検索すると、様々な動画が出てきます。

ラッキョウの皮むきのポイント

  • 焦らず丁寧に: 皮をむく際は、焦らず丁寧に作業しましょう。
  • 爪を立てない: 爪を立ててむくと、らっきょうを傷つけてしまうことがあります。
  • 水気を切る: 皮をむいた後は、水気をしっかり切りましょう。

ラッキョウの栄養価

ラッキョウには、ビタミンB1、ビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれています。また、アリシンという成分が含まれており、殺菌作用や食欲増進作用があると言われています。

  • 消化促進: アリシンが胃液分泌を促し、消化を助けます。
  • 疲労回復: ビタミンB1が糖質をエネルギーに変えるのを助け、疲労回復を促します。
  • 免疫力向上: ビタミンCが免疫力を高め、風邪などの感染症予防に役立ちます。
  • 高血圧予防: カリウムが血圧を下げる効果があります。
  • 美肌効果: ビタミンCがコラーゲンの生成を促し、肌のハリやツヤを保ちます。
  • 便秘解消: 食物繊維が腸の働きを活発にし、便秘を解消します。
  • 抗菌作用: アリシンが様々な菌に対して抗菌作用を示します。
具体的な効能とその理由
効能 理由
消化促進 アリシンが胃液分泌を促し、消化を助ける
疲労回復 ビタミンB1が糖質をエネルギーに変えるのを助ける
免疫力向上 ビタミンCが免疫力を高める
高血圧予防 カリウムが血圧を下げる
美肌効果 ビタミンCがコラーゲンの生成を促す
便秘解消 食物繊維が腸の働きを活発にする
抗菌作用 アリシンが様々な菌に対して抗菌作用を示す
その他
  • 血液サラサラ効果: アリシンには血液をサラサラにする効果も期待できます。
  • 抗酸化作用: ビタミンCの抗酸化作用により、老化防止にも繋がると考えられています。
  • 食欲増進: 独特の風味は食欲をそそり、食事のバランスを整えるのに役立ちます。

まとめ

ラッキョウの栽培は、それほど難しくありません。

自分で育てたラッキョウは、市販のものとはまた違った味わいが楽しめます。ぜひ、皆さんもラッキョウ栽培に挑戦してみてください。

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