せっかく育てた野菜を害獣に荒らされないよう、80㎡の畑に設置したので、設置方法をまとめます。
80㎡の畑をレンタルし、ジャガイモやソラマメ、レタス等の栽培を始めましたが、せっかく育てた作物を害獣に荒らされたら悔しいので、害獣対策を行うことにしました。
私が借りている畑は山の中にあるので、サル、鹿、イノシシ等がたくさん生息しています。周りの畑もほぼ100%害獣対策を行っています。
農家さんの畑は電気柵で対策していることがほとんどですが、電気柵はかなり高価。Amazonのベストセラーのソーラー式のものでも3万円を超えます↓
さすがに週末家庭菜園を趣味でやるには高額投資なので、カインズで販売している防虫ネットを購入し節約して対策をすることにしました。
●カインズの害獣対策コーナー↓
価格は意外と高いです。
いろいろな種類が販売されていますが、多くは高さ1mのものが多く、これでは低すぎる・・・(イノシシ用は1.6m)
長さは5m程度のものも販売されていますが、畑をぐるっと囲むのであれば、このようなものを複数購入すると高くつく・・・
そこで、思い切って、2m×50mのタイプのものを購入しました。
写真では伝わらないと思いますが、高さが2mありますので相当大きいです。私の車は小型なので、後ろの席を倒して車で運んだという感じです。上記3枚目の写真の長い方のものが2m×50mのものです。
価格は4780円。
5mのものを10個買うよりはだいぶお安いと思います。
●支柱は?
害獣専用のものも販売されていますが、かなり高価。20本程度購入することを考えると相当な出費になるので、園芸用の180cmのイボ支柱を20本購入しました。
イボ支柱も意外と高く、10本ずつ束になって販売されていますが、10本で3000円近くしました。
二枚目の写真は害獣専用の支柱ですが、かなり高価です。
5本で1280円~長さに応じて2280円まで。これでは相当な出費になりますのでイボ支柱を購入しました。いろいろ補強をすれば、十分事足りるのではないか?と思います。
その他資材
Uピンとインシュロックを準備します。
インシュロックは屋内用と屋外用がありますので、注意してください。屋内用を使ってしまうと紫外線で劣化しすぐに切れてしまうので、屋外で使えるものを選ぶようにしましょう。
私はカインズのお徳用の室内・屋外両方使えるタイプのものを購入しました。長さについては長すぎると使いにくいので、長いものが必要になった際は二本つなげばこと足りますので使いやすいサイズのものを購入するのが良いと思います。
※写真のものは880円で販売されています。
設置イメージ
畑全体をぐるっと囲みます。
入口を一つにすれば、より強固な防獣柵になるのですが、水道がメイン通路と逆側にあり、水道側の出入り口がないとぐるっと回って水道までいかなければならなくなってしまうので、水道側にも出入口を作ることにしました。
支柱とネットの設置イメージは上記写真の通りです。
ネットの裾を30~50cm地面に這わせるのがポイントです。これをすることで、イノシシが穴を掘ってネットをかいくぐり中に侵入するのを防ぐことができます。これをやる為にも、ネットの高さは2mくらいは必要と思います。
②~③を切り出して設置。①の部分は独立してネットを切り出します。
上記図の②~③を一気に張ります。①は出入口+②④と重なる分くらい長く独立して切り出します。入口になる支柱は強くするべく、2本差してインシュロックで2本をまとめました。
家にあった短い支柱を長い支柱の間に挿して補強します。
私の畑は左右両隣にも畑があり、ちょうど真ん中なので、お隣さんもネットを貼ってあり、畑の長側面方向の対策は簡単でよいのですが、通路に面した短側面側は害獣が最も侵入しやすくなりますので、そちらをしっかり補強する必要があります。
1.8mの支柱は高価なので、100均で購入できる短い支柱を間に挿して補強しました。
入口はどうやって作る?
図解すると下記のような感じです。
開閉する際は都度支柱を抜き差しする必要がありますがこれがベターかなと思っています。
完成
6m×13mの敷地に無事防獣ネットを張り巡らせました。入口部分の防御力が弱いので今後もう少し対策を取りたいと思います。
下記のような超音波とフラッシュタイプのものであれば3000円台で購入できますので、試してみたいと思いますが、今回、このネットを設置するのに1万円以上使ってしまったので、作物の収穫時期くらいになったら購入を検討してみようと思います。
畑の入口の部分に設置しておけば、もう怖いものはないのではないか?と思います。