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野菜の値段が高騰!今すぐ知っておきたい原因と節約術【2024年最新】

野菜価格高騰の原因と対策・9月の見通し

近年、野菜の価格高騰が頻繁にニュースに取り上げられています。スーパーを訪れるたびに、野菜の値段が上昇していることに驚く方も多いのではないでしょうか。

かく言う私も驚いています。

大根は・・300円/本、きゅうりは70円~100円/本。ピーマンも4~5個入りが198円。ナスは3本で398円。。。ズッキーニは農協の直売所でも1本200円。。。

本当に高い・・・と思います。

なぜ野菜の価格が高騰しているの?

端的に言うと、猛暑と豪雨という異常気象が原因です。

それ以外にも人件費の高騰や、肥料、資材の高騰、物流コストの上昇等、ベースとなる費用が高騰していることも要因となっていますので、価格は確実に上がっています。

  • 異常気象の影響: 記録的な猛暑により、葉物野菜を中心に生育が阻害され、収穫量が大幅に減少しています。
  • 生産コストの上昇: 肥料や農薬の価格高騰、燃料費の上昇などのコストが増加していることも、価格上昇の一因です。
  • 肥料・農薬価格の高騰: ウクライナ戦争の影響もあり、天然ガスの価格が大幅に上昇。天然ガスは肥料の主要原料であるアンモニアの製造に不可欠なため、肥料価格も連動して上昇しています。
  • 物流費の高騰: 物流の2024年問題の影響で物流費が高騰していることも、野菜の価格に影響を与えています。
  • 人件費の上昇: 農業従事者の高齢化が進み、若年層の農業への参入が進んでいない状況です。農林水産省の調査によると、農業従事者の平均年齢は67歳を超えています。
  • 燃料費の上昇: 原油価格の高騰は、農業機械の燃料費にも大きな影響を与えています。
  • 中間マージンの増加: 生産者から消費者へ届くまでの間に、複数の仲介業者を経るため、その人件費やコストが上昇することも価格に影響を与えています。中間マージンは全体の価格の30%〜50%を占めるといわれています。
  • 通貨の価値変動: 円安傾向が進むと、輸入野菜の価格が上昇する傾向にあります。それ以外にも肥料や資材等原料を輸入に頼っているものは円安の影響を受けて値上がりします。

高騰しているのはどの野菜?

特に価格が高騰しているのは、葉物野菜です。

レタスやほうれん草などは、例年の価格の2倍以上になっているケースも。これは、葉物野菜が暑さに弱く、高温により生育が阻害されやすいことが原因です。

品目別価格動向

農林水産省の令和6年9月プレスリリースによると、多くの野菜で価格変動が見られています。特に、猛暑の影響を受けた葉物野菜や、干ばつや高温の影響を受けた根菜類の価格上昇が目立ちます。特に野菜の産地である北海道の気候変動の影響は大きい印象です。

品目 主産地 9月の入荷シェア 今後の生育及び出荷見通し 9月の価格見通し (平年比)
大根 北海道(52%), 青森(38%) 北海道産は7月の播種時期における干ばつ、天候不順の影響に加え、高温等の影響により歩留まりの低下がみられ、9月の出荷数量は平年を下回って推移する見込み。青森県産は高温の影響により歩留まりの低下がみられ、9月の出荷数量は平年を下回って推移する見込み。 全体として、9月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。 平年を上回って推移
人参 北海道(92%) 北海道産は6月から7月にかけての気温高により生育が良好であり、9月前半は平年を上回る出荷数量で推移する見込み。9月後半は8月の高温と降雨の影響により歩留まりの低下が発生することで、 出荷数量は平年並みとなる見込み。 全体として9月前半の出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回る見込み。また、9月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。 9月前半:平年を下回って推移<br>9月後半:平年並みで推移
はくさい 長野(98%) 長野県産は8月の高温と降雨の影響により歩留まりの低下がみられるものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。9月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。 平年並みで推移 平年並みで推移
キャベツ 群馬(79%), 岩手(11%) 群馬県産の生育は順調。岩手県産は8月の高温と降雨の影響により歩留まりの低下がみられ、9月の出荷数量は平年を下回って推移する見込み。 全体として、9月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。 平年並みで推移
ほうれん草 群馬(42%), 栃木(32%) 群馬県産の生育は順調。栃木県産は8月の高温の影響により生育不良がみられ、9月の出荷数量は平年を下回って推移する見込み。 全体として、9月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。 平年を上回って推移
ネギ 北海道(20%), 青森(19%), 秋田(18%) 茨城県産の出荷が減少し、北海道産・青森県産・秋田県産中心の出荷へと切り替わる。北海道産の生育は順調。青森県産、秋田県産は8月の高温と降雨の影響により歩留まりの低下がみられるものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。 全体として、9月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。 平年並みで推移
レタス 長野(85%), 群馬(11%) 主産地において、8月の高温と降雨の影響により歩留まりの低下がみられるものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれない。9月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。 平年並みで推移 平年並みで推移
キュウリ 福島(29%), 群馬(18%), 埼玉(11%), 岩手(10%) 福島県産・岩手県産に加え、群馬県産・埼玉県産の出荷が増加する。福島県産・岩手県産は7月から8月の高温の影響等により生育不良等がみられ、9月の出荷数量は平年を下回って推移する見込み。後段産地の群馬県産・埼玉県産の生育は概ね順調。 全体として、9月前半の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移し、9月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。 9月前半:平年を上回って推移<br>9月後半:平年並みで推移
ナス 群馬(38%), 栃木(23%), 茨城(22%) 群馬県産・栃木県産は7月から8月の高温の影響により、生育の遅れ、花落ち、歩留まりの低下がみられ、9月前半の出荷数量は平年並みで推移し、9月後半の出荷数量は平年を下回って推移する見込み。茨城県産は、台風、豪雨の影響による歩留まりの低下等がみられ、9月の出荷数量は平年を下回って推移する見込み。 全体として、9月前半の出荷数量・価格は平年並みで推移し、9月後半の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。 9月前半:平年並みで推移<br>9月後半:平年を上回って推移
トマト 北海道(17%), 千葉(17%), 福島(16%), 群馬(11%) 北海道産・福島県産に加え、千葉県産の出荷が増加する。北海道産・福島県産・群馬県産は7月以降の高温の影響により花落ち、生育不良がみられ、9月の出荷数量は平年を下回って推移する見込み。後段産地の千葉県産の生育は順調。 全体として、9月前半の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移し、9月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。 9月前半:平年を上回って推移<br>9月後半:平年並みで推移
ピーマン 茨城(36%), 岩手(34%), 福島(13%) 主産地では、8月の高温の影響による花落ち、生育不良等がみられ、全体として、9月の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。 平年を上回って推移
バレイショ 北海道(99%) 北海道産は7月の干ばつの影響により小玉傾向であるものの、降雨による生育の回復を受け、9月の出荷数量は平年並みで推移する見込み。5月中旬以降、主産地における不作傾向を受け、平年を上回る価格で推移しており、価格は徐々に落ち着いてくるものの、9月は平年を上回って推移する見込み。 平年を上回って推移
サトイモ 千葉(67%), 埼玉(19%) 千葉県産は干ばつの影響により小玉傾向であり、9月の出荷数量は平年を下回って推移する見込み。後段産地の埼玉県産の生育は順調。 全体として、9月前半の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移し、9月後半の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。 9月前半:平年を上回って推移<br>9月後半:平年並みで推移
タマネギ 北海道(96%) 北海道産の生育は順調であり、9月の出荷数量は平年並みで推移する見込み。6月以降、主産地における不作傾向を受け、平年を上回る価格で推移しており、価格は徐々に落ち着いてくるものの、9月前半は平年を上回り、9月後半は平年並みで推移する見込み。 9月前半:平年を上回って推移<br>9月後半:平年並みで推移
ブロッコリー 北海道(57%), 長野(34%) 主産地において、生育は順調であり、9月の出荷数量・価格は平年並みで推移する見込み。 平年並みで推移

野菜の高騰、いつまで続く?

専門家によると、葉物野菜の高騰は、涼しくなる秋まで続く可能性があると言われています。本日9月23日はやっと最高気温が30℃を切り出していますが、まだまだ暑い日が続きます。また台風も多数発生しており、この先も不安な状況です。

野菜の高騰を乗り切るための節約術は?

  • カット野菜や冷凍野菜を活用する
    カット野菜や冷凍野菜は、通常の野菜とは流通経路が異なり、価格が安定していることが多いです。ただ、カット野菜はそもそも割高なので、野菜の値段とよく見比べてメリットがあれば使用するようにしましょう。ブロッコリー等は最近は1つ300円くらいしますので、輸入の冷凍品の方がお得な印象です。
  • 旬の野菜を安い時に買って冷凍する
    冷凍耐性が無い野菜もたくさんあるので注意が必要ですが、旬の野菜は、価格が安定しているだけでなく、栄養価も高いため安い時に購入し冷凍して保存しておくのは節約には有効です。我が家は夏にゴーヤを購入しスライスして冷凍し保存しています。春先に収穫したニンニクも皮つきのままバラバラにして冷凍してあります。
  • 屋内栽培の野菜を選ぶ
    カイワレ、モヤシ、豆苗、しめじ等のキノコ類など、屋内栽培の野菜は、天候の影響を受けにくく、価格が安定しています。
  • 産地直売所や無人販売を利用する
    中間マージンを削減できるため、価格を抑えることができます。形が悪いもの等もありますが食味には関係なく、お安く手に入るならこの方が断然お得です。我が家は無人販売所の野菜も良く購入します。
  • 自分で作る
    私はこのパターンです。すべての野菜を作れるわけではないですが、今年の夏はトマト、ピーマン、ナス、キュウリ、オクラ、大葉、モロヘイヤ、生姜等を自分で育ててましたのでj個の野菜をスーパーで購入することはほどんどありませんでした。

まとめ

夏前にもキャベツの価格が異常に上がったり、昨年は玉ねぎや人参が品薄になり価格が高騰したり、今年はコメが不足したりと、異常気象の影響は様々なところに出てきています。それ以外にもコストプッシュの要因は様々ありますので、昔のような価格に戻るというのは考えにくいかと思います。

野菜作りはプランターなら比較的手軽に始められますので、皆様もぜひプランター菜園を始めてみてはいかがでしょうか?

これから鍋具材として需要が高まる白菜は農水の発表によると平年並みとのことですが、大根や白菜等はミニ品種を選んで育てればプランターでも十分育ちますのでお勧めです。

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