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植物を食い荒らす「アリ」の正体と駆除・対策方法

ジャガイモの茎を食いあらすアリの正体は・・・

明らかにジャガイモの茎を食い荒らしているアリ。

ネットで調べてもその正体は分からず、アリは植物を食害することはないという記事が多かったのですが、その正体が判明しました。

その名も・・・

トビイロシワアリ

体調は2.5mm程度で少し茶色味がかった色をしています。

私はジャガイモの茎を食い荒らされてしまっていますが、キャベツやブロッコリーの食害が多いようです。

トビイロシワアリは雑食で、農作物等の植物を食害する一方、蛾の幼虫等を駆除してくれる存在でもあり、一概に「害虫」とは呼ばないようですが、私にとってはジャガイモの茎を食害している害虫ですので、一刻も早く駆除しなくては・・・

と、本日駆除を試みました。

重曹水をスプレー

先日、ストチューをスプレーしてみましたが、全く効果がなく、いろいろ調べたところ、アリは食べ物を消化する成分としてギ酸を持っており、重曹を食べるとギ酸と化学反応を起こし、二酸化炭素が発生し,死んでしまうようです。

ただ、アリは重曹単体では食べてくれないようなので、粉砂糖や砂糖と混ぜて巣の近くや通り道に置くと効果があるようです。

アリが砂糖と一緒に重曹を巣に持ち帰ることで巣ごと駆除ができるようです。

一般的にはこのように駆除するようですが、私は1g程度の重曹を1ℓの水に溶かした「重曹水」を噴霧してみました。

効果はまだ完全には分からないですが、スプレーしてすぐ、アリがいなくなり、私が畑にいる間の2~3時間はアリが集まることはありませんでした。

効果アリ!と思われます。

アリが重曹を食べたわけではないですが、スプレーしたことでアリが重曹水を飲んで同じような効果が表れたのではないか?と思います。

明日、また畑に行き、アリが集まっていなければ効果あり!ということと思いますので、確認してみます。

もう一つの対策

重曹:砂糖を2:1で混ぜたものをアリの巣の近くや通り道に置き、それを巣に持ち帰らせて巣ごと一網打尽!

というのが天然資材を使った撃退法ではありますが、天下のフマキラーが作っている、アリの撃退薬を使ってみました。

アリを駆除する同じようなものはたくさんありますが、この商品は10個入りと入り数が多く、いろいろな場所に置くことができることと、雨にも強いという点が良く、こちらの商品を購入しました。

対象のアリにトビイロシワアリは含まれていませんが、雑食性のトビイロシワアリならこの商品にも食いついて効果を発揮するのではないか?と思います。

本日から、しばらく天気予報は晴れですので、雨の心配はく、成分が流れ出すようなことはないので心配はないのですが、殺虫成分が溶け出して作物に悪さをする可能性は少し心配ですので、晴れている間はこちらを使用しますが、連休が終わったら引き上げ、念のため、重曹+砂糖に切り替えようと考えています。

主成分はフィブロニルという成分。イネ、野菜、いも、花等に適用される成分らしいので、問題はないと思われますが、農薬として使える濃度等は不明なので、雨で流れ出るのは心配ですので対策はしておくべきかなと思います。
フィプロニルは、フェニルピラゾール系の殺虫剤で、神経伝達物質であるGABA(γ-アミノ酪酸)の作用を阻害して神経伝達を遮断することで、広範囲の昆虫に高い殺虫効果を発揮します。粒剤や水和剤などの製剤があり、稲、野菜、いも、花きなどに適用されます。
フィプロニルは、ノミ、ゴキブリ、アリ、アルゼンチンアリ、シロアリなどの害虫駆除に用いられ、遅効性であることから、餌と共に摂食した個体は帰巣が可能なことが特徴です。
フィプロニルはミツバチへの毒性が強く、ネオニコチノイド系農薬と同じ浸透性農薬です。浸透性殺虫剤は根などから吸収されて植物全体に行き渡るため、吸汁性および食害性の害虫に対して効果的に作用します。
日本では1996年に初めて登録され、水稲の箱処理殺虫剤分野では単剤や混合剤が上市されています。また、園芸分野においてもフロアブル製剤として開発が進められ、2002年4月に園芸用殺虫剤として農薬登録を取得しています。
翌日以降のトビイロシワアリの追加記事はこちら

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