初心者でも簡単!プランターでのごぼう栽培ポイント

ごぼうはミニ系品種なら、家庭菜園(プランター)でも簡単に栽培できます!

価格が比較的高いごぼう。家庭菜園(プランター)で育てよう!

ごぼうは1m程度の長さになることから、プランターで作るのは難しいというイメージを持たれている方も多いと思いますが、家庭菜園向きのミニタイプのごぼうの品種を選べば、誰でも簡単に家庭で栽培することが可能です。

真冬を除けば、比較的いつでも栽培することができるのも魅力です。

有名なのはサカタのタネのサラダごぼう。種まき後75日と栽培期間が短いのも魅力です。↓

 栽培時の注意点

ごぼうの栽培で注意したい点をまとめます。特に種が発芽しにくい点、キク科植物の連作障害などには注意が必要です。

  • 移植はNG。直播で栽培する
  • 連作障害があるので、同じ畑に植える場合は4~5年間隔をあける
  • 連作するとネグサレセンチュウが土中に増え根の表皮が黒ずんでくる
  • ごぼうの種は発芽しにくい。一晩水に浸漬してから種まきする
  • 好光性種子の為、覆土は薄くする
  • 発芽からの初期成育が遅いので雑草に負けないようにこまめに雑草を処理する
  • アブラムシが付きやすい。特に葉の裏は要チェック
  • 石灰とカリが不足すると「ス」が入るリスクが高まる

上記が、ゴボウ栽培での注意点です。ごぼうの栽培においては、種まきと初期成育の部分が重要ポイントになります。

●キク科の野菜
ゴボウ、レタス、サニーレタス、チコリ、アーティチョーク、カモミール、菊芋、春菊などがキク科の野菜です

ごぼう(牛蒡)の概要(プロフィール)

科目 キク科ごぼう属
連作障害 有り(3~4年)
別名 岐多岐須(キタキス)、馬蕗または旨蕗(ウマフブキ)
英名 Edible burdock、Great burdock、Lappa
原産地 ユーラシア大陸北部
土壌酸度 6.0~6.5
品種 長根種(滝野川ごぼう等)、短根種(深川ごぼう)、葉ごぼう
伝来 平安時代に中国から薬草として伝わった
発芽適温 20~25℃
生育適温 20~25℃
種まき時期 3月中旬~9月
株間 3~8cm
サイズ 長さ:30~40cm 太さ:1.5~1.7cm
栽培日数 75日~100日
栽培期間 種まきから約2.5か月
初夏(6月~7月)

●栽培カレンダー

種まきが可能な時期は中間地では3月~9月と非常に長く、夏の間であれば、いつでも種まきができるイメージです

プランターの選定

可能であれば深さ50cm以上のプランターが望ましいですが、難しいようであれば、30cm以上のプランターがあれば栽培することは可能です。

株間は3~8cm必要になりますので、何本育てるか?考えて選定しましょう。

土づくり

先述の通り連作障害があるので、連作は避けます。また、センチュウの被害を受けやすいのでインゲンなどの後作も避けた方が無難です。

ごぼうは酸性土壌を苦手とするため、苦土石灰等を施しておきましょう。ごぼうは比較的肥料が多い土壌を好みますが、肥料過多(特に窒素肥料)になるとアブラムシの被害安くなるので、牛糞堆肥などで土づくりするのが良いと思います。

種まき

種まきはごぼう栽培のポイントになります。

●プランターに直接種をまきます
ごぼうは移植を嫌う為、直接プランターに種をまきます。

●一晩水に浸漬させます
ごぼうの種は固い種皮に覆われているため、種まきの1日前から水に浸漬させておきましょう。

●光好性種子なので、覆土は薄めに!
ごぼうの種は光好性種子の為、覆土は5mm程度薄く行い、しっかり鎮圧を行いなす。

●一か所に5~6粒の種をまく
一か所に5~6粒の種をまき、成長過程で間引きを行います。間引きのタイミングは本葉が1~2枚になったタイミングで間引きを行い苗を2本ほどにし、本葉4枚程度になったら1か所1本になるように間引きを行います

追肥のタイミング

2回目の間引きと、種まき後45日くらいを目途に2回の追肥を行います。追肥の量は化成肥料を一握り(30g)くらいが目安です。

混植の相性

●相性の悪い組み合わせ
オクラ、ナス、トマトなどは相性が悪い野菜です

●相性の良い組み合わせ
ほうれんそう、人参、ラッキョウなどがあります。

その他→栄養成分や利用方法

●ごぼうの変色を抑えるには酢水が有効
ごぼうは空気に触れるとポリフェノール(クロロゲン酸)が酸化して黒っぽく変色します。切ったらすぐに水につけて灰汁が出るのを抑えます。長時間水につけると固くなったり、風味が落ちる為、10分以内にするようにしましょう。酢を少量加えると白上がりにります。

●食物繊維(水溶性食物繊維)が豊富
食物繊維が5.7g/100gと豊富に含まれる。ビタミン類は少ないものの、カリウム、マグネシウム、リン、亜鉛、鉄分などのミネラル類バランスよく含むのが特徴です。

ごぼうは「ミニごぼう」を選べば、比較的栽培期間も短く、家庭菜園(プランター)での栽培が可能な野菜です。

私は今年はニンニクやタマネギの後作に、サラダごぼうを検討したいと思います。

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