キュウリがネコブセンチュウの被害にあった畝を太陽熱消毒！
まだまだ収穫したかったキュウリですが、７月中旬頃。５株すべてが全滅しました。
原因はおそらくネコブセンチュウ。
最初に１株が枯れて、翌週。その株を中心に左右の株が枯れ、最終的にはその隣まで波及し５株すべてが枯れました。
↓わかりにくいですが、根にコブのようなものがついて気持ち悪い状態に・・・
一番最初に枯れたきゅうりはマリーゴールドのすぐ隣に植えているキュウリでした。
マリーゴールドを混植していたにも関わらず、ネコブセンチュウの被害にあいましたので、マリーゴールドはあまり効果を発揮していなかったのではないか？と思います。
病気になってしまったものは仕方ないのであきらめて潔く抜きました。
しかしながらきゅうりはまだまだ収穫したいと思っていますので、空いている畝に新しい苗を植えて、秋採りにチャレンジします。
しばらく成長が遅く、暑さに負けている感がありましたが、ここ数日で元気になり、少しずつ成長してきました。
私が育てていたのはトーホクのつけみどりという品種ですが、暑さにも強く、７月、８月は捲き時ですので、品種を変えることなく、同じ品種を育てることにしました。
↓つけみどりの商品特徴です
四葉（スーヨー）は、暑さや病気に強く、一段と作りやすくした交配種です。25ｃｍとやや長くイボが多く歯切れの良いとてもおいしい品種です。支柱作りでよいものが収穫できます。 家庭菜園で作ったキュウリ本来のおいしさ、採れたての新鮮さを思う存分味わってください。 キュウリは酢の物、和え物、漬け物、サラダに最適です。 特にぬか漬けは、味はもちろん体に良いです。 四葉（スーヨー）は、２５ｃｍが収穫適期です。そのままにしておくと、たちまちヘチマのように大きくなってしまいます。できるだけ若いうちに収穫します。
と、きゅうりの話になってしまいましたが、本日、太陽熱消毒の畝を作りましたのでご紹介させていただきます。
太陽熱消毒とは？
太陽熱消毒とは、太陽の光により地温を上昇させ、土壌中の病原菌、虫の卵、雑草の種等を死滅させる方法です。
特に7月～8月は気温ですら40℃近くになる環境ですので、しっかり手順を踏めば地中の温度を50～60℃に保つことは容易です。
方法
- 土壌中にできるだけ多くの水を含ませます
- 透明マルチでマルチングします（しっかり裾を土に埋める）
以上！
むちゃくちゃ簡単です。期間は最低でも２W以上は行った方が良いと思います。
私は通常の土づくりを行った上で太陽熱消毒のマルチを行いました。米ぬか、苦土石灰等、牛糞、鶏糞を混ぜ込みましたので、通常でも２W以上はなじませる必要があります。
ネコブセンチュウの死滅温度は？
40℃で5H、45℃で４Hで死滅するようですので、結構アッという間に死滅します。
その他、青枯れ病の死滅温度は40℃で10日、50度で５日。
雑草の種は55℃以上になると死滅するようです。
最低２W程度行えば、ほぼすべての菌は死滅させられると思います。
Daisoの透明マルチを使用して太陽熱消毒
土壌の太陽熱消毒には「透明マルチ」を使用します。
黒マルチは光を通さないので直射日光からの熱を遮ってしまう為、地温の上昇が抑えられてしまいます。
ダイレクトに光が入る「透明マルチ」を使用します。
シルバーマルチ等は黒マルチ以上に地温の上昇を抑えてしまうので適しません。
そんな透明マルチ。
実はDaisoに品ぞろえされています。さすがDaisoです。
95ｃｍ×５ｍでなんと！100円です。
本日、これを使ってマルチングを行いました。
畝幅は１ｍほどありましたので、重ねて使用しています。
畝だけではなく、極力広い範囲を覆った方が良いと思いましたので、極力広げて使用しました。
マルチをした瞬間からマルチの内側に水滴がついて、蒸し風呂状態になりました。
今回は温度の計測は行っていませんが、気温ですら38℃くらいありましたので、確実に40～50℃くらいにはなっていると思います。
ただ。。地表だけでは消毒効果がないので、地中30ｃｍ程度の部分まで40～50℃くらいまで上がっているのか？がポイントです。
来週。昼過ぎ位に計測を行ってみます。
マルチングのポイントは・・・
言わずもがなですが。。。裾をしっかり土に埋めること。
隙間があるとそこから温度が失われます。
本日、キャベツ、ブロッコリー等。秋冬野菜の種をまきましたが、定植まではまだ時間があるので、来週は天地返しのようなことを行い、地表だけではなく、深いところまでしっかり殺菌できるようにしたいと思います。
