芽キャベツとは?プランターでの栽培方法と栽培記録。大きくならず失敗・・

芽キャベツの基礎知識からプランターでの栽培方法と記録などをまとめました。今期は株が大きくならず、栽培失敗です。

種から育苗し自宅のプランターで芽キャベツを栽培しています。現在24年1月。そろそろ収穫したいのですが、株が今一つ大きく育たず、苦戦中。

定植は茎ブロッコリー同様、9月下旬から10月頃行い、害虫被害を防ぐため、しばらくの間は防虫ネットをかけて栽培していました。そのおかげか、虫食いの被害はほとんどないのですが・・・

株が全然大きくなりません

現在、3株を別々のプランターで栽培中ですが、そのうちの一つは何とか収穫までは持って行けそうですが、それ以外はほとんど脇芽が出ていない状態のものと、極端に株の背が低いものになってしまっているので、満足に収穫するのは難しいかもしれません。

芽キャベツは株が60cmくらいに成長するのが普通ですが、1つの株を除き、30cm程度と背が低く、大きくなりませんでした。

↓これが一番収穫に近い芽キャベツの株です。ただ、脇芽はまだまだ小さい・・・株の背丈はほかの二つに比べれば大きいですが、それでも30~40cm程度なので、満足に成長はしていません。

↓こちらは5ガロンの小さなプランターで栽培。株が大きくならないのと合わせ、脇芽が一切出てきません。摘心をしてみようかと思いましたが、株自体の背丈が低すぎるので摘心はすべきではないと思い、様子を見ています。根の部分が曲がっていますので、徒長気味の株でもありましたので、それも原因かもしれません。

↓こちらの株は脇芽は出ているのですが、株自体の背丈があまりにも小さい。正確に計ってはいませんがこの見えている部分で20cm程度と思います。

株が大きくならない理由

4か月くらい育てましたが、株が大きくなりません。理由について調べてみたことをまとめます。

  • 植え付け時期が遅い
  • 追肥が不十分

おおよそこの二つです。肥料はたくさんあげていましたので、おそらく植え付け時期が遅れたことが一番の原因と思われます。はっきりとは覚えておりませんが、9月中旬から下旬頃に植えつけを行ったと思います。(10月だったかもしれません)

気温が高いうちに株を成長させておかないと、寒くなってからでは株自体は大きく成長することがないようです。

お盆明けくらいを目途に植えつけていくべきだったかなと反省をしています。

また、もう一つ考えられる原因は育苗中の徒長です。茎ブロッコリーはだいぶ徒長しましたが、こちらの芽キャベツも徒長しました。リカバリー策として苗を深植えましたが、苗が徒長してしまっていたのも原因かもしれません。

今期はこれ以上の生長は期待できそうにもありませんが、ギリギリまで育て、少しばかりの収穫物を味わえればと思っています。

この失敗を糧に、来年は失敗しないよう、以下、芽キャベツについて、、芽キャベツの栽培方法についてまとめてみました。

芽キャベツとは

そもそも芽キャベツとは何か?わからない方もおられるかと思いますので解説いたします。

芽キャベツというとキャベツの小さいやつ?と思っている方もおられるかと思いますが、同じアブラナ科の野菜ではありますが、キャベツとは異なる品種です。芽キャベツは、キャベツの茎から生える脇芽が結球して丸くなったものです。1つの株で50~60個の芽キャベツがつき収穫できます。

茎の下の方から順番に大きくなってくるので、順番に取り、肥料を与え続ければ、冬の間、長期に渡り、収穫を楽しめます。食味はキャベツより苦みがあり固いので、加熱して食べるのが一般的な野菜です。新鮮な芽キャベツは加熱すると甘みが増します。

私はこの長期にわたって収穫でき、1株で50個以上獲れるというところに惹かれ栽培を始めたのですが・・

  • 原産国:ベルギー
  • アブラナ科アブラナ属
  • 別名:子持甘藍(こもちかんらん)、ヒメカンラン(姫甘藍)、子持ちキャベツ
  • 仏語ではシュー・ド・ブリュッセル(chou de Bruxelles)
  • 明治時代に日本伝来
  • 甘みの中にほのかな苦さがあり、バター炒めやシチューなどの洋風料理に向いている
  • わき芽が結球する

↓私が育てた芽キャベツの種です。

プチヴェールと芽キャベツは同じ野菜?

同じような野菜にプチヴェールというものがあり、芽キャベツと同じでしょ?と混同されやすいですが、プチヴェールと芽キャベツは別物ですが、プチヴェールは結球しない芽キャベツというようなイメージです。

プチベールは芽キャベツとケールを交配させてできた野菜で、1990年に静岡県の増田採種場が開発した、世界初の「非結球メキャベツ」です。

芽キャベツは栄養価がすこぶる高い!栄養の塊!

キャベツと比較するとビタミンCは4倍、食物繊維も3倍、ビタミンB2は7倍、βーカロテンは14倍。葉酸の含有量は野菜のなかでもトップクラス。また「ルテイン」も多く含まおり、抗酸化作用が強く、ガンの予防に効果的と栄養の塊のような野菜です。

芽キャベツの育て方

芽キャベツは成長すると高さが60㎝~100㎝程度まで伸び大きくなります。また肥料を必要とする野菜ですので密植は避け、しっかり株間を確保して栽培するのがおすすめです。私も2種類の大きさのプランターで栽培していますが、小さなプランターで育てている株の生長は遅く、1月現在の今も大きくなっていません。

プランターサイズや株間

・深さ30cm、幅30cm以上の大型サイズのプランターが必要
・地植えの場合株間は30cm~40cm以上必要

種まき時期、栽培期間、生育適温

夏の終わりに苗を植えて涼しくなる秋から冬に向けて育てます。耐寒性はあり、寒さには強いものの暑さは若干苦手なようです。といっても、寒くなる前にある程度株を大きくしておく必要があるので、定植が遅れてしまうと株が大きくならないので注意が必要です。

  • 酸性の土壌は苦手なので苦土石灰等をまき、しっかり土づくりを行う
  • 種まき時期:6月上旬〜7月中旬
  • 植え付けは、8月下旬〜9月中旬が適期
  • 栽培適温:15℃~25℃、生育適温は18~22℃
  • 23度以上の高温と多湿の環境では結球不良や病気の発生が多くなる
  • アブラナ科の野菜(コマツナ、ハクサイ、ブロッコリーなど)と連作はNG
  • 同じ場所での栽培間隔を2~3年あける
  • 植え付けから約3か月で収穫

栽培方法

比較的簡単に育てられる野菜といわれていますが私は見事に失敗しました。

肥料を切らさないように追肥しながら育てれば、冬の間、長期に渡り収穫を楽しむことができます。栽培の最大のポイントは「下葉かき」です

下葉かきは一度に多くの葉を切ると株へのダメージが懸念される為、5枚ずつくらい、日を分けて行います。下葉かきの目安は、下葉をかき取ったあとの株に葉を10枚程度残すようにしたから順番に書き取っていきます。

追肥は、植え付けから3週間後くらいから始め、2週間に1度の頻度で行いますが、肥料は控えめに与えていった方が、害虫の被害を軽減できます。

  • 収穫時期は、11月上旬〜翌年2月下旬ごろまでが適期
  • 下から順番に大きくなるので、下から順番に収穫
  • 収穫まで、肥料が途切れないようにする(2週に一度追肥)
  • 収穫方法は手で優しくもぎ取るイメージ
  • 必要に応じ生長点を摘芯することで、わき芽の生長を促される

調理方法

芽キャベツは特に下処理せず、まるごと料理に使うことが可能です。根元に十字に切り込みを入れれば火が通りやすくなりますが、入れなくても大丈夫です。切り込みを入れる際は、根元の表面を少し削り、十字に切り込みを入れます。

おすすめ料理

個人的には下記のようなメニューに使用するのがおいしそうと思っています

アヒージョ
トマト等とアヒージョにすると彩も良く、おしゃれな洋酒のおつまみにピッタリなのではないかと思います。

クリームシチュー
王道メニューだと思います。クリームシチューの彩も良くなります

ベーコンと炒める
芽キャベツを半分に切って短冊状のベーコンと炒めるイメージです。ベーコンとの相性は抜群です。コンソメなどで味付けすると洋風な野菜炒めに仕上がります。

ペペロンチーノ
こちらは芽キャベツを1cm程度にスライスして具材として使用します。

ポトフ
芽キャベツの王道メニューです。丸のまま煮込みます。

保存方法:芽キャベツは冷凍保存も可能!

他の野菜同様、冷蔵庫の野菜室で保存すれば、1週間程度は保存が可能です。

冷凍する場合は、ジップロック等の袋に重ならないように入れ、空気を抜いて冷凍します。1ヵ月程度は保存が可能です。生のままでもボイルしてからでも、どちらでも大丈夫です。使用する際は凍ったまま煮たり、焼いたりして使用します。自然解凍してからの使用もOKです。

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