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ニンニクのプランター栽培。冬の間は大きくならなくても大丈夫!

冬の間、ニンニクの株が大きくならず、不安に感じている方も多いかと思いますが、その理由についてまとめました。

1月。ニンニクをプランターで栽培していますが、株が一向に成長せず、不安になります。

私が育てているニンニクも冬の間は全く成長をしていません。

でも心配しなくても大丈夫!その理由と、成長が再開する条件などをまとめます。

ニンニクは冬の時期は休眠する

ニンニクは、植え付け~次の植え付けまで3回の休眠期間があります。

生育適温は15~20℃。

25℃以上の温度になると休眠します。また気温が15℃を下回り、本格的な冬を迎えると再度休眠に入ります。

ということで、冬の間は休眠に入っている状態なので、「株が成長しない」と心配することはありません。

●ニンニクの休眠タイミング

  • 1回目・・・収穫後6月~8月頃まで(気温が25℃以上)
  • 2回目・・・冬
  • 3回目・・・ニンニクの玉が成熟した時

また、ニンニクは30℃以上の気温では発芽しなくなる為、暑い時期の植え付けは避けます。

保管は0℃の冷蔵庫で行うことで、休眠状態に入り発芽が抑制されるため、長持ちします。

冷蔵庫で保管していたニンニクは畑やプランターにまいても芽を出しますが、冷凍庫に入れてしまうと、組織が破壊されてしまうため、発芽しませんので注意が必要です。

●我が家の1月末時点のプランターのニンニクです↓

8月末頃植え付けを行ったニンニクです。3つのプランターで育てています。
それなりの大きさに育ってはいますが、11月頃からはほとんど成長せず、株の大きさは変わっていません。

ニンニクは冬の休眠中も栄養を蓄える

冬の間、見た目には成長が止まっている状態ですが、ニンニクはしっかり光合成をおこない、栄養を蓄えています。この栄養は春に成長を再開した際、一気に使われます。

休眠中ではありますが、しっかり光合成をさせ、栄養を蓄えておくと休眠から覚めた時にしっかり成長してくれます。

冬までに本葉が4枚以上あればOK

中間地で育てている場合は本格的な冬までに本葉が4~6枚あれば、うまく成長できているといえます。草丈は20cm以上が目安です。

寒冷地の場合は少し少な目の2~3枚が目安となります。

私のプランターは大体4枚ほどありますので、成長は休眠により止まってはいますが、順調に育っていると言えると思います。

いつ頃から成長が再開する?そのあとの成長の目安は?

●2月末頃までは休眠期間が続きます。
成長はしませんが、光合成を行い、養分を蓄えていますので、できるだけ日当たりの良いところで育てましょう。

●2月末頃~3月頃、暖かくなると成長を再開します
このタイミングで追肥を行います。ここから一気に成長しますので、しっかり追肥を行っておきましょう。

●4月~5月になるとニンニクの芽が出てきます
ニンニクの芽と本葉が同じくらいの高さになったら「芽」を収穫します。

  • 芽の収穫が早すぎるとニンニクの玉が分かれてしまうので注意
  • 遅すぎると花や芽に栄養が取られニンニクが肥大しないので注意

このころ、花芽の分化と同時に地中ではニンニクが分化を始めます。この時期が最も光合成をおこなわなくてはならない時期になりますので、プランターで栽培している場合は可能な限り、日当たりの良い場所に移動させ、しっかり光合成をさせましょう!

最後の追肥もこのタイミングで行います。最後の追肥のタイミングが遅くなると、食味や保存性が悪くなるので注意が必要です。

●5月頃から一気に成長速度が上がり、6月頃には葉が枯れ始めます。
6月頃、葉全体の2/3程度が枯れたら収穫のタイミングです。

まとめ

2月下旬ころまでは、休眠期間となり、株が成長しない為不安に感じている方もおられると思いますが、心配しなくても大丈夫です。

これから2月下旬ころになると休眠から覚め、一気に成長を始めます。

休眠後、スムーズに成長が進むよう、冬の間はしっかり日光に当て光合成をさせておけば、休眠後の成長が良くなりますので、冬の間は日の光に当てて、暖かくなるのを待ちましょう!

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