近所のJA直売所。珍しい野菜がたくさん並んでいるので、家庭菜園での野菜選の参考に覗いてきました!
先日、2024年の夏のプランター栽培におすすめの野菜で「おかひじき」の記事を投稿させていただきましたが、このおかひじきも初めて見たのは「JAの直売所」でした。
直売所は近所の農家さんたちが野菜を持ち寄り販売をしているのですが、スーパーでは見かけないような変わった野菜が多く、とても楽しい場所です。
本日もいくつか変わった野菜たちが販売されていましたので、レポートさせていただきます。
どんな野菜なのか?育てるべきか?否か?などについてもまとめていますので、参考に見ていただけたらと思います。
↓オカヒジキの記事はこちら
サボイキャベツ
かなり珍しいキャベツです。通常のキャベツとは異なり、葉が縮れています。
フランスやイタリアでは昔から食べられていた西洋野菜で「ちりめんキャベツ」とも呼ばれています。葉が肉厚で生で食べると固く、苦みがあるので、加熱して食べるのが通例のようです。
加熱すると甘くなるということなので、ロールキャベツやポトフ等の煮込み料理がおすすめとのことです。
また、ベーコン等と炒めても良いようで、炒めることで甘みが増し、キャベツの食感もしっかり残っておいしいとのこと。
日本では高級食材とされ、フランス料理店等で使用されているようです。
今回、JAでは1玉200円で販売されていましたので、通常のキャベツの倍くらいの価格のイメージですが、ちょっと食べてみたい。。というレベルで簡単に手が出る価格です。
私もひとつ購入してきました。
我が家では「ロールキャベツ」にして食べたいと思います。
サボイキャベツは家庭菜園で作ることができるの?
種は販売されていますので栽培することは可能です。
まき時は3月下旬と8月下旬の年2回。栽培期間は3か月くらいかかるようです。収穫は7月~と11月~となっています。
一般のキャベツより暑さや加湿を嫌うとのことですので、育てるなら秋まきの方がよさそうです。
土壌pH6.5-7.5。 畝幅60cm、株間40-45cmということなので、10号プランターなら、一つに対して1株というイメージと思います。
ロールキャベツにして食べた感想は?
正直、普通のキャベツの方が甘みがあり、おいしいと感じました。煮込み過ぎたのか?葉の食感が何もなく、とろけるような感じでした。味も無味。見た目も黒ずんで葉脈がぐちゃぐちゃしていて・・良くないと思いました。
二つ目の写真は外の葉を使用した後のサボイキャベツです。玉の中の方は若干縮れはあるものの、パット見は普通のキャベツのように見えます。
プチヴェール
これも変わった野菜です。プチベールは芽キャベツとケールを交配して作られた野菜でフランス語で「小さな緑」という意味のようです。
イメージは結球しない芽キャベツという感じです。
日本(静岡県磐田市)で作られた野菜で1990年に誕生したということなので、ごく最近作られた野菜なので、食べたことがない人も多いのではないか?と思います。
馴染みがない為か、JAでもPOPをつけてプチベールの良さをアピールしていました。価格は1袋180円。
一般的な葉物野菜と比べると若干高いですが、たまに食べるなら、買ってみてもいいかな?という価格と思います。
特徴はケールのような苦みはなく、加熱するとほんのり甘くなるというのが特徴のようです。
栄養も豊富でβカロテン、ビタミンC、鉄分、カルシウム等が含まれます。
食べ方
熱湯で1分半から~2分くらいさっと下茹でして使います。火を通すと緑色がより鮮やかになります。茹ですぎると葉がくたくたになってしまうので注意が必要です。火を通すことでほのかな甘みが出ておいしくなります。
- サラダとして食べる
- 肉料理や魚料理の添え物に使う
- 炒め物に使う
ネット検索をすると様々なレシピが出てきますが、私としては「にんにく」と「唐辛子」と一緒に、油でさっと炒めた料理がおいしそうだなと思います。
食べた感想は?
私が調理したのではないのですが、熱湯でゆでて、自宅にあった「胡麻ドレッシング」に少量の「醤油」を混ぜたものをかけて食べました。
今回は熱湯で3分茹でたということで、少し茹ですぎた感がありましたので、やはり1分半~2分くらいがよさそうです。
感想は・・・
- 全くクセが無く、無さ過ぎて特徴的な味が感じられませんでした
- 葉のギザギザが舌に当たり、なんとも言えない感じでした(良い意味で)
もう少し茹で時間が短かったらシャキシャキ感と葉のギザギザ感がもっと際立っておいしいのかもしれません。
栄養が豊富ということと、食べやすいということで、小さなお子さんも嫌がらずに食べられる野菜ではないか?と感じました。
購入すると若干高いので、家庭菜園の候補としては◎と思います。
アスパラ菜
こちらもスーパーではなかなかお目にかからない野菜です。
中国野菜の「紅菜苔(こうさいたい)」と「菜心(さいしん)」を交配して作られた菜花の一種で「オータムポエム」とも呼ばれているということですが、そもそもどちらの野菜も「なにそれ?」という状態なので、どんなものなのか?さっぱりわかりません。
調べたところ、アスパラに似た風味と食感とのこと。苦みやクセがなく、食べるとほんのり甘みがあり、さっとゆでてマヨネーズで食べるとおいしいようです。
価格は写真の一袋で100円と大変リーズナブル。
今回販売されていたものは「葉」だけですが、とう立したつぼみも食べられるようです。
どうやらわき芽を収穫していく野菜のようなので、収穫しても次から次にわき芽が出てくるので長期間栽培できる野菜のようです。
栄養も豊富でβカロテン、ビタミンC、鉄等を含み緑黄色野菜に分類されています。
これは、家庭菜園の野菜の候補に入れても良いかもしれません。
食べ方
アスパラに似た食感と風味ということもあり、テッパン料理は「ベーコンとの炒めもの」のようです。
いずれに料理に使うにも、さっと湯通ししてから使うのが良いようですが、炒め物では生のまま炒めるというレシピもたくさん出ていますので、必須ではなさそうです。
その他、おひたしやパスタ等にも使われるようですので、アスパラと同じような使い方で使えばよいと思います。
保存
生のまま保存すると味が落ちるようなので、保存する際は熱湯でさっとゆでてから冷蔵庫で保存するのが良いようです。
その他の変わった野菜たち
今まで紹介した野菜は今回購入した野菜ですが、それ以外にもいくつか変わった野菜がありましたので紹介いたします。
おでん大根
おでん大根という商品名で販売されていた、通常の大根より小ぶりな品種の大根です。
品種を調べたころ「おでん大根YR味づくり」というものがありました。
サクサクとした歯ごたえで、辛みが少なく、甘味があるのが特徴のようです。
その他、肉質が締まって煮崩れしにくい「冬どり大蔵」や「三太郎」「おふくろ」「でん太」「早太り聖護院」などの品種をおでんに向く大根として「おでん大根」と呼んでいるようです。
アイスプラント
ハマミズナ科メセンブリアンテマ属の葉物野菜とのことですが、科も属も聞いたことがないので、「あの仲間」と言えないので想像がつかない野菜です。
ヨーロッパや西アジア、アフリカが原産といわれており、南アフリカのナミブ砂漠が原産地とも言われているとのこと。
アイスプラントは葉や茎の表皮に塩などのミネラルを蓄える細胞があり、それが凍ったように見えるのが名前の由来だそうです。
葉や茎の表面に細かい水滴のような粒が無数についており、その粒に塩が含まれる為、塩味がするようです、
プチプチとした食感と薄い塩味がするという不思議な野菜で、生のまま食べるのが一般的なようですが、おひたしや天ぷらにしてもおいしいようです。
栄養では「レチノール」という成分を含んでいるのが特徴のようです。
レチノールはビタミンAの一種
ビタミンAは油に溶けやすい性質を持つビタミンで、皮膚や粘膜を健康に保つ、抵抗力を高める、酸化を抑えるといった働きがあります。 食事などによって摂取されたビタミンAは、体内で働けるように「活性型」と呼ばれる形に変わります
種も販売されています。カインズでも販売していました。
ロマネスコ
カリフラワーやブロッコリーの仲間の野菜。ローマのブロッコリーと呼ばれており、地中海が原産地の野菜とのことです。
見た目の美しさから「世界一美しい野菜」と呼ばれているようです。味はブロッコリーに近く、食感はカリフラワーのようにコリコリしているようです。加熱することで甘みが増すとのことで、ブロッコリーのように茹でて食べる野菜のようです。
この幾何学模様は「フラクタル」と呼ばれるようです。
フラクタルとは、図形の一部を切り取っても全体と同じ形をしており、微分が不可能な図形です。フランスの数学者ブノワ・マンデルブロ(Benoît B. Mandelbrot)がラテン語の「fractas(破片・分割の意)」をもとにつくった語です。
価格は1個150円ですので、ブロッコリーとほぼ同じです。
その他
ぬかです。
家庭菜園には欠かせない「ぬか」。精米所でただでもらえるということをよく聞くのですが、私が暮らしている周辺の精米所では配っておらず、いつも業務スーパーで購入していましたが、JA格安で販売されておりました。
大袋が100円、小袋が30円。
ただ見たいなもんです。ちなみに私は大袋を買いましたが、大袋は1kgも入っていました。これから「ぬか」はJAで調達しようと思います。
まとめ
ということで、JAの直売所はかなり面白い!普段馴染みのない野菜がたくさん販売されていますので、家庭菜園で「スーパーでは販売されていない野菜を育てたい!」と思っている方には大変参考になると思います。
実際に食べてみて、おいしいのであれば、翌年の家庭菜園の栽培候補にしてみるというのも良いかもしれません。
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