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トマトに穴を開ける害虫の特徴と駆除法。ハモグリバエ・コナジラミ対策も!

トマトに異変!トマトの穴異変の原因と対策法

今年は畑とプランターの両方で大玉トマト、ミニトマトを栽培していますが、先週くらいからトマトに穴が開き始めました。。。

特に畑の被害が甚大で、大玉トマトはほとんどがオオタバコガの被害に会い、泣く泣く摘果しました。

本当に腹立たしい!!!

20~30個は摘果したと思います。

このまま育てていても、一度被害に有ってしまった実は手遅れなので、無茶苦茶悔しかったですが、摘果し、余計な栄養を使わないようにしました。

(上段にこれから実が付くトマトに期待です)

↑2枚目はミニトマトの写真です。

ミニトマトも被害はありますが、大玉トマトの方が被害は甚大です。。

オオタバコガとは

蛾の一種で幼虫が野菜の茎や果実の中に入り食害します。葉や茎も食べます。

私の大玉トマトは生長点付近で折れてしまっていましたが、これもおそらくオオタバコガの仕業です。

体調は20~40mmでいわゆるイモムシのような形状をしています。色は緑色、オレンジ色、黄褐色等個体によってさまざまです。

私のトマトには緑色と茶色っぽい色の2種類がいました。

↓これはオオタバコガで間違いありません

タバコガとオオタバコガの2種類がトマトやナスを食害します。両者は異なる種ではありますが、食害の被害は同じ被害が出ます。

オオタバコガはトマトだけではなく多くの植物を餌にしますのでかなり厄介な害虫です。

トマト・ナス・ビーマン・キュウリ・オクラといった果菜類をはじめ、キャベツ・ハクサイ・レタス・ブロッコリー・カリフラワー等も食害します。

対策方法

①捕殺する(穴の開いた実は摘果し処分する)

見つけ次第、捕殺するのが一番効果的です。トマトに穴が開いている場合はトマトの中に入り込んでいる可能性もあるので、諦めて摘果し、処分します。

その際、中に幼虫がいる可能性がありますので、畑に放置せず、家に持って帰ってきてゴミ箱に捨てた方が良いと思います。

私は本日、家のプランターを入念にチェックし、10匹くらいは捕殺しました。

手でつぶすのは抵抗があるので、ハサミで体を切りました。

半殺し状態になっているのでそのまま茎や葉に放置しました。

これは昆虫寄生菌という昆虫を死滅させるバクテリアが増えることを期待して行っています。

↓昆虫寄生菌についてはこちらの記事の中で説明しています。

薬剤散布

先週から被害が出ていたので、先週末、畑の方には「住友化学園芸 殺虫剤 STゼンターリ顆粒水和剤 20g オーガニック アオムシ ヨトウムシ」を散布しました。

効果は不明ですが、家のプランターには幼虫がたくさんいて捕殺しましたが、畑の方で観察したところ、幼虫の姿はどこにもなかったので、もしかしたらむちゃくちゃ効いているのかもしれません。

適用害虫に「オオタバコガ」の記載もあり、天然由来の成分であるということからも、この薬剤はおススメです。

ただ、オオタバコガの幼虫は実の中に姿を隠していることも多く、薬剤はなかなか効果が出にくいとも言われています。

しかしながらSTゼンターリ顆粒水和剤は効果があるような気がしています。

この薬剤の効果は下記のように出るようです。(住友化学園芸HPより)

害虫の中でアオムシ・ヨトウムシ・ケムシなどのチョウ目害虫の幼虫の消化液はアルカリ性です。本剤はそのアルカリと反応して効果があらわれる殺虫剤です。チョウ目害虫が本剤を作物とともに食べると、幼虫の消化管の中で有効成分の結晶毒素(殺虫性タンパク質)がアルカリ性消化液で分解されて活性化し、中腸の壁にある幼虫特有の受容体(レセプター)と結合して細胞を破壊して麻痺、摂食停止、衰弱させて死に至らせます。完全な致死までには1~3日かかりますが、摂食はすみやかに止まりますので食害を最小限に抑えることができます。一方、動物がBT剤を食べても腸には結合するレセプターがなく、体外に排泄されるため人畜への影響はありません。

ハモグリバエやコナジラミの被害も・・・

畑の方は被害がないのですが、家のプランターの方は先週くらいからハモグリバエの被害が拡大しております。
ハモグリバエはそれほど深刻な被害に至らないとは思うものの、かなり広範囲に発生しているため、対策をとることにしました。
↓こんな感じでしっかり葉っぱにお絵かきされています。
合わせて、これは畑、家のプランター共に発生していますが、コナジラミも少し発生しています。
オオタバコガ、ハモグリバエ、タバココナジラミ・・・
トマトにつく代表的な害虫すべてが発生している状況です。
それぞれ農薬を変えて・・・というのも良いのですが、この3つすべてに効果がある薬剤は・・・
ありました!!!

Syngenta シンジェンタジャパン 殺虫剤 アファーム乳剤 100ml

価格は少々お高いのですが、多くの夏野菜の害虫対策に使えること。トマトやキュウリ等は収穫前日まで使えること等考えると、、1本は準備しておきたい薬剤かなと思います。

HPによると60種類以上の作物と30種類以上の害虫に登録を持ち、農家の常備薬として20年以上愛され続けている薬剤とあります。

確かに。。

トマトはこれさえ使っておけば害虫についてはほぼ対処できるのではないか?と思われます。

1本の単価は高い薬剤ではありますが、使用倍率は2000倍ですので、1ℓ作るならたった0.5mlしか使わないので、コスパという意味ではむちゃくちゃ良いと思います。

使用回数はトマトであれば収穫までに5回まで。

収穫前日まで散布可能。

素晴らしいと思います。

使用時は展着剤を混ぜた方が良いようなので、展着剤も使用し、さっそく本日散布しました。

梅雨で連日雨続きで晴れない為、薬剤が雨で薄まる、または流れてしまう可能性もありますが、取り急ぎ対処しないと、穴あきトマトがどんどんできてしまうので、散布後雨が降る予想となっていますが、散布しました。

来週以降、その効果に期待です。

うまく効いていれば、幼虫の数が減っているのではないか?と思います。

畑の大玉トマトは「ゼンターリ顆粒水和剤」を先週散布し、今週既にオオタバコガの幼虫は見つけられませんでしたので、どちらの薬剤の効果なのか?わかりにくいですが。。。

コナジラミは今週も発生していたので、コナジラミが止まれば効果があったと評価できるかと思います。

ちなみに展着剤はこれ↓を使っています。

ゼンターリ顆粒水和剤にも展着剤を使用した方が効果が上がります。

コナジラミもしっかり撃退すべし

コナジラミはすごく小さな虫ですが、実はトマトにとっては致命傷をもたらす可能性がある怖い害虫です。

コナジラミはアブラムシのように葉や茎にストローのような管を刺し樹液を吸います。

アブラムシもそうですが、この行為がウイルスを伝染させてしまい、トマトでは「黄化葉巻病」という病気を媒介します。

私は昨年。コナジラミが大量発生し、トマトがすべて黄化葉巻病にかかってしまいました。

明らかに葉の様子がおかしくなり、縮れて葉っぱが巻きます。生長点付近の若葉も色が黄色くなり大きさも小さくなり・・・

トマトは一応成るのですが、食味が悪く・・・

そんな経験からもコナジラミは恐怖です。

今年は早い段階からアーリーセーフを散布していたのですが、それでも若干コナジラミが発生しています。

大量発生させないように毎週、毎週薬剤を散布し対応をしていくつもりです。

アーリーセーフの方は使用回数に制限もなく、アブラムシにも効果があるので、オオタバコガやはハモグリバエ被害がなければアーリーセーフの方がおすすめです。こちらは展着材は使用しません。

私は、このアーリーセーフをアブラムシの対策としていろいろな野菜に使っています。

少し前まではそら豆、今はオクラにアブラムシが付いているのでそちらに散布しています。

効き目はぴか一だと思います。

テントウムシダマシにも注意が必要

テントウムシダマシはトマトよりはナスの方についている印象ですが、トマトにもつきます。
この写真は私のプランターのトマトについていたテントウムシダマシですが写真のように葉の表面を削るように食べます。
ナスの場合は普通に食害して、穴だらけのかわいそうな葉っぱになってしまいます。
トマトにこのような食害痕があったらきっとテントウムシダマシがいます。
葉の裏側にいることも多いので葉の裏側もチェックしましょう。
その際、オレンジ色の卵が見つかるかもしれません。それはテントウムシダマシの卵なので、見つけたら指でつぶしましょう。
私はナスが食害がひどいのですが、ナスの葉っぱの裏にタマゴも産み付けられていました。

 テントウムシダマシも薬剤はあるのだと思いますが、こちらは食害だけですので薬剤というよりは見つけ次第捕殺でよいかなと思っています。

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