2024年9月から始める種からの玉ねぎ栽培
昨年はプランターで玉ねぎを栽培し、それなりにうまくいきましたが、我が家では比較的玉ねぎの消費量が多く、プランターで数個栽培する程度では全く家計の足しになりませんので、今年は大量の玉ねぎを畑で栽培する予定です。
玉ねぎの品種選び
ホームセンターに行くと、多くの玉ねぎの種が並んでおり、どの品種を選んだらよいのか?皆様も悩まれているかと思います。
玉ねぎは9月頃から種まきを行い、10~11月頃に畑に植えつけ、4~6月頃に収穫と。。。
比較的栽培期間が長い野菜になります。
トマト、ナス、ピーマン等の夏野菜の植え付けがGW頃と考えると、それまでに玉ねぎの栽培を終えておきたいのであれば、極早生、早生の品種を選ぶのが良いと思います。
ただ、この2品種は貯蔵が効きませんので使い切れる量を考えて作付けするのが良いと思います。
特に極早生種は、極めて貯蔵性が悪く、保存方法にもよるかと思いますが、保存の目安は収穫後10日程度ということですので、よく考えて作付けした方が良いと思います。
品種別玉ねぎの作付け計画
品種により異なりますが、おおよその目安は下記のようなイメージです。
極早生タイプで9月上旬から種まき、育苗が始まりますので遅れることがないように準備をしましょう。
私の作付け計画
玉ねぎは栽培期間が長いので、中生種だけを育てると、6月頃まで収穫できないということになってしまいますので、4月頃から収穫できる極早生、早生、中生種をうまく組み合わせて栽培しようと思います。
作付けの計画は下記です。条間、株間を15cm間隔で考えると、下記のようなイメージの畝を2本用意する必要があります。
育苗についても、どのくらい苗を準備するのか?を決めておく必要があるので、下記を目安に9月に入ったらセルトレーで育苗を開始したいと思います。
苗は若干多めに作って、育ちの良いものをセレクトして育てるつもりです。
極早生種
ハイパワーゴールドは250g~300g辛味が少なく甘みがあり、みずみずしい玉ねぎということで魅力ではありますが・・・病害虫の記載が一つもないので、、、
私的にセレクトするなら、
「春いちんばん」
病気に強く、収穫時期も早い。辛味も少なく甘みがありサラダにそのまま使えます。球の大きさは250g程度ということなので決して大きくはないですが、病気の耐性があるのは私にとっては重要ポイントです。
ただ、現時点ではネットで販売がないので、とりあえずハイパワーゴールドを購入するかもしれません。大玉の玉ねぎが収穫できるのは魅力的です。
それ以外ではナント種苗のタイガージェット。
とにかく早くできることが売りで暖地なら2月~収穫ができる可能性もあるようです。
24年7月時点ではAmazon、楽天での取り扱いはまだないのですが、8月以降は取り扱いの可能性が出てくるのではないか?と思います。
早生種
こちらは、私的にはタキイ種苗のソニック一択。
玉も300g以上に大きく成長するのに加え、早生種ながら貯蔵性に優れ、8月末頃まで貯蔵することが可能という点が優れています。おまけに病気にも強い品種です。
種蒔き時期は少し遅く9月下旬くらいが目安になります。
中生・晩生種
一番人気の品種ということもあり、各種苗メーカーから多くの品種が発売されています。
どの品種を選んだらよいか?一番悩むところですが私は2択で悩んでいます。
ネオアースとO・P黄色
ネオアース
貯蔵種としては早めに収穫できる中晩生種。玉も大玉で平均350gの玉ねぎが収穫できます。病害虫に対する抵抗性もあり、大変魅力的な品種。
- 玉は豊円球で、そろい・しまりがよい
- 皮色が濃く、つやがあり美しい
- 厚皮密着で、テリ・ツヤにすぐれている
- 熟期は貯蔵種としては早めにとれる中晩生種で、6月上中旬に収穫できる
- 肥大性にすぐれ、作柄の安定した増収種
- 貯蔵中の萌芽や尻部の動きが遅く、長期貯蔵に最適
- 皮の密着にすぐれ、長期貯蔵でも玉じまり良好
- 貯蔵病害にも強く歩どまりがよい
- 病気に強く、一般的には作りやすい
O・P黄
こちらは耐病性があり、さらに玉も大きく、特に貯槽性に優れているのがポイントです。
ネオアースとどちらを栽培するか・・
かなり悩ましいところです。
- 耐病性が強く、強勢で作りやすい
- 貯蔵力に優れ、12月末までの吊り貯蔵や冷蔵貯蔵が可能で、品質を保つことができる
- 玉は甲高球でそろいがよく、色つやに優れ、1球平均重は約320gの大玉となる
玉ねぎ栽培の病気
玉ねぎの病気の予防にはこの組み合わせが良いかと思います↓