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徒長させずに種から苗を作るには?原因と対処方法をまとめてみました

なぜ徒長するか?対策方法や、徒長した場合の対処方法についてまとめました。

徒長させずに苗を作るには・・

野菜を種から育てる中で悩まされるのが苗の徒長。私もスティックセニョール(茎ブロッコリー)を種から育てましたが、アッという間に徒長し、苗づくりを最初からやり直しました。2回目も徒長しましたが、植え付け時期を過ぎてしまうため、致し方なく植えましたが。。徒長した苗は育ちも悪く収穫量も少ないという印象です。どうやったら徒長しない苗を作ることができるのか?を考えてみたいと思います。徒長してしまったらどうしたらよいのか?そんなことをまとめていきます。

徒長の原因は

  • 温度が高すぎる
  • 水を与えすぎている
  • 肥料が多すぎる
  • 光が不足している
  • 適切に間引けていない

というのが主な原因のようです。特に温度、水、光の管理の失敗で苗を徒長させてしまうケースが多いということなので、特に注意したい項目です。徒長してしまった苗はもとに戻ることはなく、組織が軟弱になってしまっている為、害虫の被害を受けやすく、病原菌も侵入しやすくなってしまうようです。また、ヒョロヒョロなので折れやすくもなります。徒長した苗をそのまま育てるのは避けた方がよさそうです。

徒長(とちょう)とは、植物の茎や枝が通常よりも長く伸び、ひょろひょろと細長く成長する現象です。徒長した植物は、正常に育った植物と比べて病弱・虚弱で、害虫に対する抵抗性も弱く、暑さ寒さなど、環境の変化も受けやすくなります。また、普通の苗よりも虚弱で枯れやすく、実りも悪くなります。
徒長は栽培中いつ起きてもおかしくありませんが、苗の徒長は特に注意が必要です。徒長苗は倒れやすく定植しにくいうえ、その後の生長や実付きも悪くなりがちです。※ネットAI検索より引用

1、温度が高すぎる
温度が高いよりは低めの方が成長はゆっくりとなり徒長しにくくなるようです。ゆっくり育つことで根の張りもよくなり強い苗が育つようです。温度が低いと発芽しにくいので、発芽には温度が必要ですが、その後の育苗は少し低めの温度の方が良いかもしれません。

2、水を与えすぎている
これは盲点です。水の与えすぎが徒長の原因になるようで、特に夜の間の水分が徒長の原因になるとのこと。夜間は水が不足するくらいでよいようです。水やりは必ず朝に一度だけにして、夜、土が湿っているようであれば、一日空ける等して、水を少なく育苗するのが成功の秘訣のようです。夜間に土が湿っていて温度が高いと必ず徒長する。ということなので肝に銘じて、夜間には土が乾いている状態に管理しましょう。

3、肥料が多すぎる
水と同じで、成長する為には肥料が必要と思っていましたが、肥料が効いて葉や茎の生長に勢いがつくと徒長しやすくなるようです。種は発芽する為の養分を自分で蓄えていますので、外部からの肥料は不要。種まき用の培土などを利用して育苗するというのはこのような理由からかのだと思われます。

4、光が足りない
光が不足すると植物は光を求めて背伸びするというようなイメージかと思います。育苗は家の中等で行うことが多いと思いますが、日当たりの良い窓際や、日中は日光が当たる場所にしっかり移動させる等、光を十分充てることは基本中の基本だと思うのですが、それがなかなかうまく行きません。

私の家は日が入るのが早く、特に冬場は日差しが足りない為、Amazonで植物育成ライトを購入しました。これを使ってスナップエンドウの苗を作りましたが、徒長することもなく、しっかり育ちました。光が原因だったのかどうか?はわかりませんが、今回学んだことを守って今後も苗を徒長させることなくしっかり育てていきたいと思います。 私が購入した植物育成ライトはこちら

5、間引きが遅れた
苗が込み合った状態が続くと光を求めて植物同士が背伸びしあうというイメージかと思います。思い返せばスティックセニョールを育てた時も間引きは行いませんでした。間引きを適切に行うだけではなく、ポットが密集して葉がくっついてしまうような状態でも徒長の原因となるようなので、距離を空けて育苗するということも必要なようです。

定植の一種間前からは外気に慣らす

いつまでも室内でぬくぬくさせていると徒長することがあるようです。定植の1週間前を目途に外に出して育苗することで防げるようです。

それでも徒長してしまったら

それでもなお、徒長してしまった場合の対処方は下記3つのようですが、、、時間があるのであればまき直すというのが一番なのではないか?と思いますがその他にもいくつか対処方法があります。

  • 種をまきなおす
  • 深植えする
  • 胚軸切断挿し木をする

深植えでの鉢上げを行う

  1. 双葉の位置まで胚軸を埋めてポットに移植
  2. 移植後は強い光を避け、遮光ネットを使い木漏れ日程度の光で養生

深植えすることで回復できる場合があるようですが、私としては半信半疑。それは回復と呼べるのか?深植えする場合は、双葉の真下くらいまで胚軸が土に埋まるようにするイメージのようです。これでなかったことにできるのか。。。

調べてみたところ、深植えすると、土に埋まった胚軸部分から発根する為、不定根という根が増えることで、より強靭な苗に育つようです。

ですので深植えも立派な徒長苗の立派な対処方法と言えそうです。

不定根(ふていこん)とは、一定の場所以外から二次的に発生する根です。主根と側根以外を不定根といいます。不定根は、維管束植物において非常に一般的に見られ、特に単子葉植物では根のほとんどが不定根です。不定根は、茎や葉から出る根を指すことが多いです。たとえば、挿木(ヤナギ・バラ)・再生根(タンポポ)・地下茎(ハス・トクサ)・節間(ワラビ)・葉(ベンケイソウ)などの場所から発生します。不定根は、茎の節から生じることが多く、このような不定根は特に節根(nodal root)と呼ばれます。不定根は、機能的には本来の根と同じ働きをします。引用元:インターネットAI検索

胚軸切断挿し木

  1. 移植先の育苗ポットを水で湿らせ事前に日に当てて温めておく
  2. 徒長した苗を胚軸の地際部分で切断する
  3. 切った苗を水に差して2~3時間給水させる(植物活力液も有効とのこと)
  4. 育苗ポットの土に棒で穴をあけ、胚軸部分を差し込み、指で土を抑える
  5. 移植後は直射日光を避けて木漏れ日程度の光で養生
  6. 新しい葉っぱが出てきたら成功。根付いたサイン
胚軸切断挿し木法は、幼苗の時に茎の途中で切って挿し木します。根っこを出す前の過程で細菌を取り込むことで免疫を作成します。その結果、将来かかる病気への抵抗力で病気を防ぎ、収穫しやすい苗を作ることができます。胚軸切断挿し木法は、ナス・ウリ・マメ・アブラナ科野菜などに適用できます。※ネットAIより引用
胚軸とは、種子内の胚における子葉から幼根までの部分、また種子が発芽して胚から芽生えとなったときの子葉から直根までの部分を指します。※ネットAIより引用
こちらの胚軸挿し木法は徒長の対応だけではなく、病気に弱いきゅうりを求め、意図的に使用することもあるようです。うまくいけば野菜が病気に強くなるようなので、私もきゅうりやトマトの育苗に意図的に使ってみようかと思います。

参考)苗の育苗期間の目安

下記は種をまいてから畑に移すまでの日数の目安というものから算出してみました。単純な引き算をしていますので、端数が丸まっていません。

野菜 育苗日数目安
トマト類 61
キュウリ 35
ナス類 76
ピーマン・とうがらし類 73
カボチャ移植 30
スイカ 35
メロン 35
ハクサイ移植 31
キャベツ 25
レタス 15
ブロッコリー 30
カリフラワー 35
セルリー 95
タマネギ 61
長ネギ 85
ニラ 86
パセリ 76

 

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