スティックセニョールの育苗からプランターでの栽培記録をまとめました。
そもそも、スティックセニョールとはどんな野菜?
スティックセニョールは中国の高級野菜である「カイラン」とブロッコリーを掛け合わせたアブラナ科の野菜。柔らかくて甘い触感が特徴です。スティックセニョールの栄養成分はブロッコリーとほとんど同じで「スルフォラファン」やたんぱく質などの栄養素も豊富に含まれています。
スティックセニョールはブロッコリーよりも花蕾が柔らかく、茎の部分はアスパラガスのような食感で歯応えと甘みが特長。頂花蕾は500円玉大で収穫、その後1株から15本前後の側花蕾がとれます。
わが屋では普通のブロッコリーと同じようにゆでて、タッパーに入れて冷蔵庫に保管し、毎朝一人2~3本朝食プレートの一品として食べています。
通常のブロッコリーより、柔らかく甘い気がします。茹でるよりは焼いた方がアスパラのような感じでおいしそうに感じますが、我が家は朝食の一品として食べるので、毎朝焼くのは面倒なので、通常のブロッコリーと同じようにゆでて食べています。
カイラン(芥藍)とは?どんな野菜?
カイランは中国東北地方が原産の結球しないキャベツの一種です。
地中海沿岸で栽培されていたものが中国に伝わり改良され今のカイランになったとされています。
スティックセニョールとは異なる品種として、種も栽培されています。
別名:チャイニーズケール、チャイニーズブロッコリー
今回使用した種はサカタのタネの「スティックセニョール」
サカタのタネスティックセニョールを使用しました。
ホームセンターではもう一種類「茎ブロッコリー」という商品名で販売されているものがありましたが、パイオニア感のあるサカタのタネを購入することにしました。スティックセニョールはサカタのタネの登録商標なので、他メーカーは使用できない為、「茎ブロッコリー」の名称で販売されています。捲き時:7月~8月(暖かい地域)
苗づくり 注意:スティックセニョールは徒長しやすい?
スティックセニョールはアブラナ科の野菜ということもあり、虫が大好き。暖かい時期はまだ虫も活発に活動をしているので、なるべく遅く植え付けようと、捲き時よりは少し遅れて栽培をスタート。9月中旬くらいに種を捲き、ポット苗の栽培をスタート。家の中で苗を栽培していましたが、あっという間に徒長したため、再度やり直し。今度は窓際にしっかりおいて、光合成を意識しましたが、またもや徒長。前回よりはましだったため、そのまま深植えすれば大丈夫かなと思い、プランターへ植えつけました。深植えしたのですが、それでもおかしな形に茎が曲がってしまったものもあります。この経験から、徒長についても調べました。私は深植えしたつもりでしたが、双葉のしたくらいまで植えないと、徒長対策にはならなかったのだと反省しました。徒長の原因や対策の記事はこちらです。
プランター選び 大型のプランターのほうが大きく育つ?
スティックセニョールは株が大きくなるため、横長のプランターよりは、独立型のプランターのほうが良いと思い、大型の鉢に植えつけました。苗がたくさんできていたので、捨てるのも勿体ないと余っている中型・小型のプランターにも植えつけてみました。結果的には、ある程度の大きさの鉢のほうが大きく育っているという印象です。
不織布でできたこちらの商品は価格的に安い為、3ガロン、5ガロン、7ガロンを購入し使用しましたが・・・野菜を育てるには3ガロンは小さすぎる、7ガロンは大きすぎる。5ガロンはちょうどよいといえばちょうどよいのですが、若干小さいかなという印象。最終的には価格は高いですが、カインズのプランターが一番良いと感じています。カインズのプランターは寸胴型ではなく、下に行くにつて少し口径が小さくなるのですが、不織布は寸胴型の為、土が大量に必要になります。特に7ガロンは相当量の土が必要。なのに、高さがあまりないので、根を深く張るような野菜には向かないので・・・個人的には何となく使い勝手が悪い印象です。
我が家のスティックセニョール
写真は5ガロンのプランター。3ガロンでも2株育てていますが、5ガロンに比べると株も小さくいまいち育ちが悪い印象です。スティックセニョールを育てるのであれば、5ガロン以上のプランターがおススメです。
栽培初期 お盆過ぎくらいから苗づくりを開始。
9月初旬から種をまき、9月末頃に植えつけを行いましたが、今年(2023年)は残暑も厳しく、気温が高い日が続きました。最初は100均(セリア)で購入した防虫ネットをかけて栽培をスタート。防虫ネットの効果もあり全く虫食いもなく、成長していきました。
11月に入り株が大きく成長してくると、水不足気味なのか、しょっちゅうしおれていました。葉っぱが大きいので水をたくさん必要とするのか?冬は雨の日も少ないので、株の様子をみながら、水やりをするというのも大事な作業かもしれません。しおれてしまった株も午前中に水を与えると午後にはシャキッとしていましたので、原因は水不足だったのかもしれません。
収穫量は思ったよりも少ない印象。
11月に入ってからぼちぼちと収穫が始まっています。500円玉になった頂花蕾から収穫をスタート。その後、脇芽からどんどん花蕾が出てきます。今回は10株をプランターで育てていますが、夏野菜とは違い、次から次に育ってくるという印象はなく、かなりゆっくりな印象です。一週間分を日曜に収穫し、次の日曜も収穫はできるのですが、ちょっと早いかなという感じなので、2週間に一度くらいのペースで収穫する感じかなと思います。とはいえ、少し収穫が遅れると、すぐに花が咲いてしまう印象ですのでこまめに様子を見て花が咲く前に収穫をするようにしましょう。
我が家は一人2~3本くらいのブロッコリーを朝食に食べるのですが、10株育てても、家族4人の分は到底賄えない感じです。といっても成長が遅い株が株4くらいあるので実質は6株分を収穫している感じです。一週間で家族3日分くらいが収穫できるかなというような量感です。
左の写真は一回の収穫量のイメージです。
スティックセニョールはどこから切って収穫する?
スティックセニョールは茎も食べる野菜ですので、根元の脇芽の真上でカットするのがおススメです。ついつい、小さな脇芽が出てきているのでその上の部分でカットしたくなってしまいまいますが、茎まで食べることを考えると根元付近でカットするのが正解のようです。
または手でもぎ取るようにしても簡単に根元から折れて収穫することが可能です。私的には手で摘み取る方が簡単できれいにできるのでお勧めです
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